行政法とは、なにか。
簡単に言うと・・・
<行政法とは、行政権の体たる国および公共団体の機関の組織、権限、機関相互の関係など
の行政に関する組織と、国・公共団体と国民との公法上の法律関係、行政手続、行政作用
及び 行政救済に関する行政関係諸法の総称。六法以外のほとんどの法律がこれであり最も
条文も多い。個人情報保護法や道路交通法、風営法なども行政法の一つ>
・・・と、全然簡単ではありませんが、私なりに非常に乱暴にいうと、
お役人と庶民の関係を律する法律、とでも言いましょうか。
役所が杓子定規だと言われるのは、この法律を厳格に守っているからこそなのです。
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行政書士試験において、行政法の出題の割合は非常に高いです。
300点満点中、92点。地方自治法(20点)も加えれば 、112点。
満点の6割・180点で合格の行政書士試験で、4割弱の配点!
行政書士試験の難易度が高いと言われるのは、この行政法があるからこそかも知れません。
とにかく、行政法は確実に学習しないといけません。
行政書士試験の出題傾向としても、行政法はひねくれた問題は少なく、条文を丁寧に読み込
めば、必ず報われる科目だと思います。
一つのポイントは、
<必要義務>と<努力義務>の違いを見分けること。
必要義務=~しなければならない・・・必ず行う
努力義務=~するように努めなければならない ・・・なるべく行う
問題ではこの違いをさかさまにする引っ掛けが多いようです。